16日で任期3年目を迎えた弘前市の櫻田宏市長は本紙などのインタビューに応じ、選挙時の最優先事項に掲げていた新中核病院整備をはじめ、各種公約に着手できたと任期前半を総括。後半は広域連携を柱に据えて各種施策を展開したい考えを示した。また新型コロナウイルスという未知の災厄に対し、「多くの苦難を乗り越えた先人に恥じない思いで取り組みたい」と語った。
 櫻田市長は任期前半を振り返り、公約に掲げていた新中核病院整備事業が順調に進み、「(仮称)独立行政法人国立病院機構弘前総合医療センター」の2022年早期運営開始のめどがついたほか、ごみの減量化・資源化の推進、除排雪対策など各種公約に着手したと振り返り、その過程で「やらなければならないことも見えてきた」と述べた。
 就任前から掲げる「市民目線」の市政運営に当たっては、「市民の思いに応えることが仕事。状況に応じた即断即決も、理解を得るため時間をかけることも大切にして取り組む」と自身の姿勢を強調。行政と市民が目標に向かって各種取り組みを繰り返すことで、市民力の高いまちになる―と期待を寄せた。
 任期後半に向けては、広域連携を柱に据えて各種施策を展開する考えを示した。行政の役割が多岐にわたる一方、各自治体には財政的制限もあることから、「広域市町村がそれぞれの強みを生かして不足を補う関係づくりが必要」とした。
 また弘前さくらまつり中止など影響がさまざまな方面に及び、今後の見通しも難しい新型ウイルスに対しては「今、何ができるのかという視点で知恵を絞らなくては」と語り、「歴史を振り返れば先人たちがさまざな苦難を乗り越えてきた。先人に恥じないとの思いで臨む」と表情を引き締めた。
【写真説明】任期前半を振り返るとともに、後半に向けて意欲を語る櫻田宏市長