津軽半島に位置する十三湖で10日、シジミ漁が解禁された。十三、車力の各漁業協同組合に所属する約150隻が解禁時間の午前7時と同時に狙ったポイントに船を走らせ、黒く輝くシジミ貝を次々と水揚げした。
 十三湖では資源維持のため漁を午前7時から同11時までとし、1日の漁獲量を指定の木箱2箱(約140キロ)に制限している。
 青森地方気象台によると同日午前7時の同市市浦地区の気温は2・7度。シジミは寒いと砂底に深く潜ることもあるといい、苦戦する漁師も見られた。シジミ漁歴18年の中野周平さん(37)は「きょうは収量が少なかったが、連休明けにはもっと採れるだろう」と期待を込めた。
 昨秋は少雨で岩木川からの流入が少なく、死滅するシジミが見られたといい、十三漁協の工藤伍郎組合長は「影響が今年の漁にどう出るか心配」としながら「粒の大きさは良い方だ。これからもう一回り(成長させて)大きい貝を提供したい」と話した。
 シジミ漁は7月~8月下旬の産卵期の休漁を除き、10月15日まで続く。
【写真説明】解禁初日に水揚げされたシジミ=10日午前10時ごろ