五所川原市金山の津軽金山焼(松宮亮二窯元)敷地内に、フクロウの親子をかたどった金山焼の像が設置された。毎春恒例の大型イベントが中止になるなど、同社にも新型コロナウイルス感染拡大の影響が押し寄せているが、人々の幸せを願う―との思いで松宮さんが手掛けた新たな仲間と共にスタッフは作業に励んでいる。
 フクロウは松宮さんが制作し、全高150センチ、重さ200キロほど。
 木の枝で休息する親鳥に、小鳥2羽が寄り添いながらたたずむデザインで、愛らしい風ぼうが見る人の目を和ませている。
 1985年にオープンした同施設は今年35周年。昨秋から半年がかりで「春の陶器祭り」に向けた準備を進め、当初は多くの来客を出迎えるはずだったが、新型ウイルス対策のため中止に。同社の柴田歩業務部長は「節目に合わせてより大掛かりに開催したかったが」と無念の表情を見せた。
 窯では、陶工が火を絶やすことなく作業に打ち込んでいる。春のイベントを見送ったものの、手洗い場を大幅に増設するなど感染防止対策を強化した上で営業自体は継続している。
 柴田部長は「大変な状況ではあるが、皆さんに福(フク)が来るようにと願っている。私たちでなければできないことが何かないか模索していく」と前を向いた。
【写真説明】津軽金山焼敷地内に登場した、福を願うフクロウ親子の像