今冬の県内は全国と同様に暖冬少雪だった。青森地方気象台によると、昨年12月から今年3月にかけて、弘前市では最高気温が0度を下回る真冬日が計6日しかなかった。気温が高めに推移したことに伴い、累積降雪量も少なく、同市では昨年11月から今年3月までの4カ月間で343センチ(平年比46%)と、1982年の観測開始以来最少を記録した。
 同市の真冬日は昨年12月に1日、1月に1日、2月に4日間の計6日。2018年度は計18日、17年度は計20日で、1桁になったのは計5日だった06年度以来。
 最深積雪に関しても平年値を超えたのは昨年12月27日~今年1月6日と2月9~11日の計14日のみ。津軽地方の降水量は平年並みだったが、気温が下がらなかったことから雪にならず、積もってもすぐに解けてしまい、真冬の時期でも雪国らしくない景色が広がった。
 同気象台によると、暖冬少雪の原因は、北極圏に寒気が滞留する「正の北極振動」の発生に加え、偏西風が例年に比べて北側を流れるといった条件も重なり、寒気の南下が長続きしなかったこと。このほか、地球温暖化による影響も考えられるという。
 今後、正の北極振動と偏西風の北側蛇行は落ち着く見込みで、仙台管区気象台が発表した今月11日から5月10日までの1カ月予報によると、平均気温は平年並みまたは平年より低くなる確率がともに40%。
 3月の平均気温は2月までと同様、高めに推移し、県内23観測地点のうち18地点で観測史上最も高かった。弘前市で4・9度となるなど、津軽地域は全地点で平年値より2度以上高かった。
 同月の累積降雪量は同市で19センチなどとなり、津軽では平年比6~46%にとどまった。

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