プロ野球開幕の見通しが立たないことを受け、楽天球団は8日、弘前市のはるか夢球場で6月23日に予定していた1軍公式戦「東北楽天ゴールデンイーグルス―オリックス・バファローズ」の開催球場を仙台市の楽天生命パーク宮城に変更すると発表した。弘前市の櫻田宏市長は「来年度、再び市民に一流のプレーを間近で見てもらえるよう開催誘致を進めたい」とコメントを発表した。
 公式戦開催に当たっては、観戦者の検温チェックや入場制限に関する作業が必要で、地方球場では十分な準備期間が担保できないと判断した。球団担当者は弘前での公式戦について「来年開催したいという思いはあるが、これから検討する」と述べるにとどめた。
 弘前市は同球団から連絡を受け、関連する企業に中止となった旨を連絡。弘前駅構内に掲げられた横断幕を9日に撤去することを決めた。櫻田市長は「弘前市民のみならず県民も楽しみにしていた試合の中止決定は残念だが、市民や選手、関係者の健康を考えればやむを得ない」とコメントした。
 公式戦の会場整備に関わる受注を予定していた同市内の企業の役員は「会社として打撃という打撃ではないが、楽天の1軍戦は一つのにぎわいとして弘前に定着していたこともあり、試合がなくなったのはとても残念だ」とし、「市内の少年野球チームはこの日を休みにし、毎年観戦に行っていた。息子も楽しみにしていただけに意気消沈している」と語った。
 チケットの払い戻しは今月10日から6月30日まで。佐藤長、ヒロロ、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、チケットぴあで購入した場合は購入店舗でできる。詳しくは楽天球団のホームページ(https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00002856.html)へ。