新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10日午後6時から5月6日まで閉鎖される弘前公園について、弘前市は8日、これまで開放するとしていた西濠西岸についても閉鎖すると発表した。人の密集を防ぐための対策で、西濠西岸が生活道路として使用されているため、市側は近隣住民への個別説明なども行っていく。
 弘前市役所で開いた定例記者会見で、櫻田宏市長が明らかにした。櫻田市長は新型ウイルスに関して「安全確保が極めて困難である状況」との認識を示し、外堀などでの桜の鑑賞者の増加を懸念し、市ホームページへの開花情報掲載も見合わせる考えを示した。
 西濠閉鎖については「弘前公園を閉鎖しても西濠西岸に人が殺到し、交通渋滞が発生するということになれば、人の密集が想定される」と懸念し、「国の緊急事態宣言の趣旨に合わせて、西濠西岸についても対策を取る。人命を守ることが最優先」と述べ、理解を求めた。
 市は弘前公園が閉鎖される10日に間に合わせ、弘前さくらまつりの中止や西濠閉鎖も含めた弘前公園閉鎖について改めて周知を徹底。併せて、101回目となる来年の弘前さくらまつりのPR方法も検討していく方針。
 さらに、市側は市民らに対して「命を守るための閉鎖。SNS(インターネット交流サイト)などでの桜の開花情報の拡散を控えてほしい」と協力を呼び掛けた。
 弘前市が所有する桜林公園(岩木地区)についても、開花が予想され混雑が見込まれる18日から5月6日までの期間、閉鎖する。
【写真説明】新たに閉鎖が決まった弘前公園西濠西岸。岸沿いにロープが張られ立ち入り禁止の看板が設置されている(8日午後2時ごろ)