弘前市亀甲町の津軽天然藍染川﨑染工場では、天然藍染めのマスクを販売している。新型コロナウイルス流行によりマスク需要が高まっている中、藍の抗菌防臭性と抗炎症効果を備えた商品を安価で提供したいと商品化。江戸時代から継承される津軽天然藍染めの製品を手軽に楽しんでほしいとの思いもあるという。
 ウイルスの感染拡大を受け、関東地方から「手作りマスク用に藍染めの生地がほしい」との問い合わせが複数あり、生地だけを販売したところ、マスクを作ってもらいたいという声もあったため、商品化するに至った。
 藩政時代末期に創業し、当時の建物と甕(かめ)を用いて津軽天然藍染の継承と普及に努める同店。川崎惠美子代表(63)は「最近では藍の抗菌性も認知され、藍染めに関心が薄かった人にもマスクということで手に取ってもらえている。この機会に興味を持ってもらえれば」と話している。
 マスクはLサイズ850円(税込み)、Mサイズ700円(同)。藍染めの巾着型のマスク入れも500円(同)で販売している。問い合わせは同店(電話0172―35―6552)へ。木曜定休日。
【写真説明】「マスクをきっかけに津軽天然藍染に興味を持ってもらえれば」と話す川崎代表