農林水産省は30日、地域特性を生かした農林水産品ブランドを保護する「地理的表示保護制度(GI)」の対象に、大鰐町で温泉熱を利用して栽培されている「大鰐温泉もやし」を追加登録したと発表した。国内の登録数は合計94品目で、県内で登録された農水産物は6例目。大鰐温泉もやし増産推進委員会の相馬康穫副委員長は「ブランド化と生産者育成を並行してやってきたことが登録認定につながったのでは。GI表示は『本物の証し』で、真の意味で大鰐温泉もやしが地域ブランドになったという思い」と述べている。
 大鰐温泉もやしは藩政時代から栽培されている町の特産品で、一般のモヤシに比べ細長く、しっかりとした歯応えがあるのが特徴。門外不出の在来種「小八豆」を温泉熱で温めた土室で1週間かけて栽培。洗浄や仕上げまで一貫して温泉水が使われている。
 県内で既にGI登録されているのは、あおもりカシス(青森市など)、十三湖産大和しじみ(五所川原市など)、小川原湖産大和しじみ(東北町など)、浄法寺漆(岩手県全域、三戸郡など)、つるたスチューベン(鶴田町など)の5品目。今回は「大鰐温泉もやし」を含め全国で6品目が追加された。
【写真説明】温泉をふんだんに活用して栽培される大鰐町の伝統野菜「大鰐温泉もやし」

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