1日から、県内のタクシー運賃が値上げされた。本県の運賃改定は、消費税増税によるものを除けば2008年2月8日以来12年ぶり。改定対象のうち弘前交通圏(弘前市、西目屋村)では初乗り運賃が670円、加算運賃は90円に据え置かれるが、加算距離がこれまでの332メートルから292メートルに短くなる。タクシー業者が、運転手の待遇改善などでひっ迫する収支の改善を求めたことによるものだが、身近な交通手段にかかる影響を懸念する市民も少なくない。
 県内104社(個人除く)のうち57社が昨年2月までに運賃改定を東北運輸局へ申請。タクシー運転手の待遇改善を主に、スマートフォンアプリによる配車やキャッシュレス決済対応、障害者や高齢者が乗りやすいよう設計されたユニバーサルデザインタクシーや乗合タクシーの導入などの設備投資が経営を圧迫していることが背景にある。県タクシー協会の下山清司会長(北星交通代表取締役)は「各事業者の自助努力だけでは限界となっていたことから、やむを得ず運賃改定となった」とコメントした。
【写真説明】1日から値上げされたタクシー運賃。県タクシー協会では働き方改革や配車・決済の新システム導入など、業界の状況に理解を求めていくとしている(写真はJR弘前駅前)

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