旧陸軍・山田野演習場(鯵ケ沢町北浮田町)の旧兵舎を転用し、戦後の1947年から59年まで12年間存在した東鳴沢中学校最後の卒業生が27日、11年ぶりの同窓会として旧校舎を訪れた。今も「山田野兵舎」として残る旧校舎や、関係資料が展示されている山田野展示室(同)を見学し、当時に思いをはせた。
 東鳴沢中は明治末期の11年に建設された旧第9号兵舎を転用。59年には旧鳴沢中学校へ統合となり、建物は民間に払い下げられ、同町教委が調査、保存を図っている。
 この日、訪れたのは1960年3月に鳴沢中を卒業したが、実質的には東鳴沢中の最後の卒業生となったうちの9人。遠くは中部地方からも駆け付けた。
 一行は初めに山田野展示室を訪問。町教委の中田書矢総括学芸員の説明を受け、旧兵舎と旧校舎の30分の1縮尺模型、学校があった当時の写真や資料に見入った。模型を指さしながら「ここに井戸があったよね」などと昔話に花を咲かせた。
 町教委は10月13、14日に山田野展示室を無料で一般公開する。時間は午前10時から午後3時まで。問い合わせは町教委教育課(電話0173―72―2111)へ。
【写真説明】中田学芸員(左から2人目)の説明を受け、旧校舎の模型に見入る卒業生たち

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