食の描写に秀でたフィクションの書き手の発掘を目的とした「第1回日本おいしい小説大賞」(小学館主催)で、青森市出身の古矢永塔子(こやなが・とうこ)さん(36)=高知市在住=の「七度洗えば、こいの味」が大賞に選ばれた。自身の日常の小さな出来事を膨らませて作り上げた作品で、古矢永さんは「書くことを仕事にするのが夢だったので、やっとスタートラインに立ったという気持ち。とてもうれしい」と受賞時の心境を語った。
 同賞の応募総数は160作。大賞は直木賞作家の山本一力さんやテレビ番組、雑誌の京都特集で監修を務める柏井壽さん、映画「おくりびと」で米アカデミー賞外国語部門賞を獲得した小山薫堂さんによる選考で選ばれた。小学館によると、3人は満場一致で古矢永さんの作品を大賞に推したという。
 9月26日に東京都で贈賞式が行われ、来年、古矢永さんの作品が単行本化される予定。
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