鯵ケ沢町の夏の終わりを告げる風物詩「灯籠流しと港あじがさわ花火」が20日夜、鯵ケ沢漁港で行われた。灯籠が次々と海に流され幽玄な雰囲気を醸し出すとともに、夜空に追善花火が打ち上げられ、彩りを添えた。
 町内の寺院で構成する鯵ケ沢町各宗連合慈善会(当番寺院・永昌寺)が主催。漁港には町民ら数千人が姿を見せた。
 灯籠を手にした檀徒(だんと)たちは午後6時半ごろ、町内5寺院から漁港に向けて出発し、停泊している漁船に委ねられた灯籠に明かりがともされると、厳かな雰囲気に包まれた。
 同7時ごろ、灯籠を流す「流灯会(りゅうとうえ)法要」が始まり、漁船が次々と出発した。およそ1500もの灯籠が流され、檀徒たちは海面に浮かぶ明かりを見守りながら合掌し、先人に感謝の念をささげた。
【写真説明】漁船に積み込まれ幽玄な雰囲気を醸し出す灯籠