弘前市の中心商店街土手町で、シンボル的存在として親しまれつつ閉店した「一戸時計店」の建物に、8月から弘前れんが倉庫美術館の開館準備室が設けられる。同美術館の整備工事に伴い、同準備室が一時的に入るものだが、関係者は「閉まっていたシャッターが開くのは望ましいこと」と歓迎している。
 一戸時計店の建物は、赤い円すい屋根に風見鶏の付いた時計台がある特徴的な外観。立地的にも目立つ場所にあり、土手町の象徴として親しまれてきた。店主の一戸紀雄さんの死去により2018年に閉店したが、商店街関係者からは建物の保存、活用を求める声が上がっていた。
 一戸時計店とほど近い吉野町にある同美術館は、2020年4月11日開館に向けて整備中。建物外側の工事も始まった影響から、開館準備室がある敷地内プレハブ小屋が解体されることになり、スタッフが移転先を探したところ、中土手町商店街振興組合の平山幸一理事長が仲介役となり、来年4月まで借りられる形となった。
 開館準備室が一戸時計店で本格的に業務を始めるのは9日から。
【写真説明】弘前れんが倉庫美術館の開館準備室が設けられる一戸時計店

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