しっくりきたので弘前に移住しました―。東京都出身の兼業コント芸人、砧川キヌ子こと衣川文子さん(40)が今春から弘前市でのIターン生活を送っている。目当てのバンドを追って初めて訪れた弘前に心引かれ、たびたび足を延ばすうちに「この街の役に立ちたい」という気持ちが芽吹いた。これまでどの地にも感じなかった「古里」と意識して、コント芸などで培った技術や知識を生かしたり、こぎん刺しをモチーフにしたTシャツを制作販売したりして、遠隔地にも弘前の魅力を届けようと意気込んでいる。
 衣川さんが初めて弘前を訪れたのは2015年で、大ファンのロックバンド・人間椅子のライブを追って来たのがきっかけ。地元で活動するバンドや劇団、岩木山や弘前城、前川建築といった自然や文化、歴史すべてに魅せられた。「帰りたくないと思った街は初めてだった」と振り返る。
 移住イベントで知った津軽こぎん刺しを独学し、現在は自作のこぎんをデータ化して刺し子の風合いを再現したプリントTシャツを、ウェブストアで制作販売している。
 衣川さんのウェブストア「cogin+T(こぎんと)」のURLはhttps://www.cogin-t.shop/
【写真説明】自作の刺し子とこぎんTシャツを見せる衣川さん。新しいデザインも準備しているという

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