鯵ケ沢町はコミュニティバス「あじバス」の運転経歴証明書所持者に対する運賃無料化と「市街地巡回線」の実証運行を16日にスタートさせる。運賃無料化は高齢ドライバーの運転免許証返納促進を図る狙い。実証運行は11月15日まで行い、結果を基に将来的な本格運行に向けて協議する。
 両事業は5月末の町地域公共交通会議での了承を受け、6月までに東北運輸局に運賃無料化に関する報告を済ませ、巡回線も同局の許可を得た。
 運賃無料化は、運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書を所持する町民が対象。降車時に証明書を提示すると運賃が無料となる。鯵ケ沢警察署によると今月9日現在、運転免許証を返納した町民は25人、このうち運転経歴証明書所持者は16人。運賃無料化の方針が示された5月末以降は、13人が返納し、10人が証明書を得た。
 巡回線はJR鯵ケ沢駅発着で1日7便運行するもので、始発は午前9時、最終は午後4時20分。バス停は鯵ケ沢病院や上野団地入口、海の駅わんど前など22カ所(うち新設2カ所)あり、運賃は一律100円。車両は運行経路の道路事情を踏まえ、9人乗りワゴン車とし、車体には「市街地巡回線」と書かれたマグネットシートを掲示する。
【写真説明】市街地巡回線の車体に張り付けるマグネットシート