今年の新作大型立佞武多「かぐや」(齊藤忠大さん制作)の面の書き割り作業が7月3日の夜、五所川原市の立佞武多の館で行われる。書き割り作業は例年日中に行われるが「かぐや」が竹取物語をテーマにかぐや姫が月へ戻る場面を表現していることから、ふさわしい時間帯ということで夜の実施となった。齊藤さんは「興味のある方はぜひ足を運んでほしい」と話している。
 書き割りは顔に墨を入れ魂を吹き込む重要な作業だが、例年は平日の日中に行われ市民らがその瞬間を目にする機会は少ない。大型立佞武多の面の書き割りが夜行われるのは齊藤さんが2016年に制作した「歌舞伎創生 出雲阿国(いずものおくに)」以来3年ぶりで、齊藤さんは13年制作の「陰陽 梵珠北斗星」でもテーマの陰陽道に合わせて夜に行っており、3作連続となる。齊藤さんは「7月3日は新月の日。テーマにちなんで完成を満月に例えれば、魂を吹き込んでこれから最後の詰めの作業を始めていくには最もふさわしい日だと思う。魂が宿る瞬間をぜひたくさんの方に見てほしい」と話している
 書き割り作業は午後7時から1時間ほどの予定。入館は無料だが、専用駐車場は午後7時終了のため、車で訪れる場合は周辺有料駐車場を使う必要がある。問い合わせは立佞武多の館(電話0173―38―3232)へ。
【写真説明】「かぐや」の面の骨組み作業をする齊藤さん。「魂が吹き込まれる瞬間をぜひ見てほしい」と来場を呼び掛ける