平川市の猿賀神社(山谷敬宮司)は29日、神社近くの神饌田(しんせんでん)で、豊作を願う伝統神事「御田植(おたうえ)祭」を行った。氏子青年会の会員や地元児童ら10人が田男・早乙女姿となり、泥に足を取られながらも苗を丁寧に手植えした。
 御田植祭は1932年に始まり、戦時中も休まず行われた伝統の神事で、今年88年目。
 参加者は手甲と脚絆(きゃはん)の白装束に花笠(はながさ)をかぶった伝統装束に身を包んだ。山谷宮司らにより約2アールの水田が清められた後、猿賀小学校5年の女子児童による「田植え歌」に合わせ、もち米「あかりもち」の苗を昔ながらのやり方で丁寧に植えた。
 田植えに参加した同小の小野美桜さん(10)は「泥んこになって難しかったけど楽しかった。すくすく育ってほしい」と笑顔を見せた。
【写真説明】晴天の下、田男・早乙女姿で神饌田に苗を手植えする参加者