天皇陛下が30日に退位される。天皇、皇后両陛下の来県は、1990年7月に三沢市で開かれた第10回全国豊かな海づくり大会への出席と、2014年9月に東日本大震災からの復興状況などを視察した私的旅行の2回。2度目の来県時、黒石市の黒石観光りんご園でリンゴを収穫された際に交流した同園代表の佐藤国雄さん(66)が両陛下との思い出を振り返った。
 両陛下は14年9月24日に八戸市入りされ、東日本大震災からの復興状況などを視察。25日には田舎館村の田んぼアートを見学された後、同園でつがるの収穫を体験されるなどした。
 佐藤さんが印象深かったと語るのが、つがるの木まで行く道中のこと。リンゴの木と「詩織」と書かれた看板を目にされた皇后さまが「詩織ちゃんとは何ですか」と質問なさったという。「詩織」は孫の名前で、生まれた記念に植樹したことを伝えると、皇后さまは「最高のプレゼントですね」とにこやかに話され、佐藤さんは「こちらから話したわけではないのに気付いてくれたことがうれしかった」と振り返った。
 「今でも(両陛下が収穫された木を見ると)あの日のことを思い出す」という佐藤さん。退位について「少し残念という気持ちもあるが、お年も召されているので余生を自分のために使ってほしい」と話した。
【写真説明】両陛下との思い出を振り返る佐藤さん

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