弘前市のメインストリート土手町に古くからあるゲームセンター「スペースイン」が、先月24日に閉店した。「スペイン」の愛称で“街のゲーセン”として市民に親しまれた同店は、地元商店街と世界のゲーム業界がともに激変を遂げた平成という時代を歩んできた。約30年という、ゲームセンターとしては東北でも有数の歴史を持つ屋号。別れを惜しむファンに見詰められながら、そのシャッターを下ろした。
 1990年に同市の三珠産業が下土手町で開店。2005年には近隣の旧今泉本店ビルを取得し移転した。同社などによると、ゲームセンターの屋号では県内で最も長い歴史を持っていた。閉店後は同社がテナントビルとして活用し、ゲーム筐体(きょうたい)などは駅前の姉妹店に集約される。
 午後10時、最後の「蛍の光」が店内に響く中、石田さんは別れを惜しみながら店を出る一人ひとりと言葉を交わした。「30年やれたことに感謝、という言葉しかない」。この後はテナントビルとして、かつて街を盛り上げた同店に続く入居者を待っている。
【写真説明】営業最終日、夜間までにぎわった弘前市のスペースイン=3月24日

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