1927年に米国から友好の印として日本に贈られた“青い目の人形”をめぐり、弘前学院大学文学部の生島美和准教授らは11日、本県に現存する9体について調査を始めた。人形の多くは第2次世界大戦のさなか、日米両国のはざまで燃やされたり壊されたりし、過酷な運命をたどった。本県に残る9体はこうした戦時下の厳しい状況を乗り越え、90年以上にわたり平和の尊さを後世に伝え続けている。今年度調査では、人形の状態や付属品、保管先での活用実態を詳細に調べ明らかにする。
 11日は生島准教授と学生たちが養生幼稚園を訪れ、同園で管理されてきた青い目の人形「メリーちゃん」と着替え用の手縫いの服、同園に伝わるエピソードについて調査を開始した。
 齊藤弘子園長によると、同園の人形は戦時中、丁寧に梱包(こんぽう)し、人形の衣類などとともに、当時の教諭たちの手でひそかに土に埋められ、難を逃れたという。
【写真説明】調査を開始した弘前学院大学文学部のメンバーら。初回は養生幼稚園の齊藤園長(前列左から2人目)への聞き取りなどを行った

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