弘前大学が2017年度から取り組んでいる、深浦町の円覚寺所蔵古典籍の保存調査プロジェクトで、その歴史的価値が次々解明されつつある。元来、当山派(真言宗系修験道の一派)修験宗の寺で、明治初期に古義真言宗醍醐派となった円覚寺だけに、関連する資料が多数。幕末に制作された修験道に関する冊子(写本)は数百点に及んでおり、まとまって保存されている数少ないケース。真言宗の開祖・空海(弘法大師)の修行時の様子を記した「大師御行状集記」は鎌倉後期に書写されたとみられ、国内でも数少ない中世期の写本として貴重な一冊といえる。
【写真説明】幕末に制作された修験道に関する冊子の写本(写真上)、鎌倉後期とみられる「大師御行状集記」の写本(写真下)

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