大震災を知らない世代にも伝えていく―。1983年5月26日に起きた日本海中部地震から間もなく、35年が経過する。被害は秋田、青森の両県に集中し、本県17人、秋田県83人を含む計104人がこの地震の犠牲となった。弘前大学理工学部の片岡俊一教授は「(日本海中部地震以降)津軽は大きな被害につながる地震は起きていないこともあり、記憶の喪失や災害軽減意識の低下が懸念される。過去を振り返り、将来に備えることが必要」と警鐘を鳴らす。
 日本海中部地震は83年5月26日正午に発生。震源地は秋田県能代市の西方沖約100キロで、地震の規模はマグニチュード7・7の大地震だった。県内では深浦町、むつ市が震度5、青森市、八戸市が震度4を記録。被害は津波と液状化によるものが中心で、17人の死者は日本海側に集中し、すべて津波による被害だった。
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