本県に生育する植物をほぼ網羅した「新青森県植物目録」が、弘前大学白神自然環境研究所(今年度から同大農学生命科学部白神自然環境研究センター)から刊行された。改訂は24年ぶりで、新たな分類体系に基づく目録として公式に刊行されるのは本県では初めて。野生植物研究の基礎としてのみならず、自然保護の観点からも重要な資料として活用されることが期待される。
 新目録は、本県の野生植物研究の第一人者として知られる細井幸兵衛さんが1994年に自費出版した「青森県野生植物目録」の改訂版。細井さんの指導の下、青森市の植物愛好家・赤坂正一さん、同・中川由紀子さんによって2015年に編集された非公開目録がベースになっている。
 編集にあたっては、同センターの山岸洋貴助教が近年の動向を踏まえて最新の分類体系に変更。植物愛好家になじみの深い旧体系と新体系を比較できるのも特徴で、見やすさを重視している。さらに分布量などについて同書独自の方法でランク付けし、標本の有無も記載している。
 新目録制作は青森学術文化振興財団の助成を活用。非売品で、関係機関に配布されている。
【写真説明】完成した「新青森県植物目録」について解説する山岸助教

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