重要無形文化財保持団体の津軽塗技術保存会(岩谷武治会長)は今月から、弘前公園近くにある旧紺屋町消防屯所を津軽塗技術伝承者養成事業の活動拠点とし、25日に今年度初回の研修の様子を公開した。同所で始まった「春の特別発表会」に合わせて実施したもので、市教育委員会文化財課は「祭り期間中に若者らの目に触れることで、津軽塗に興味を持つきっかけとなれば」と期待を寄せる。
 25日は同会の「春の特別発表会」開始に合わせて、下地作りの最終段階となる錆(さび)塗りの研修の様子が公開された。同会正会員の今年人さん(60)は「職人の中には自分の工場(こうば)に入られたくないという人もいるため、研修生も職人も抵抗なく研修できる場所があるのは大きなメリット」と話す。
 春の特別発表会は5月6日までで、時間は午前9時~午後4時。同会正会員や研修生らが制作した作品が展示されているほか、30日からは津軽塗作品の販売を行う。また、期間中は不定期で伝承者養成事業の様子も公開する。
 平日の問い合わせは市教委文化財課内の同会事務局(電話0172―82―1642)へ。
【写真説明】旧紺屋町消防屯所内で津軽塗の研修に臨む研修8年目の佐々木顕司さん(左)と講師を務める今さん

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