弘前大学人文社会科学部社会言語学研究室(佐藤和之教授)は11日、災害発生時に外国人へ分かりやすい言葉で必要な情報を伝える「やさしい日本語」にのっとり、「カタカナ外来語、アルファベット単位記号、アルファベット略称」(総称・カタカナ語)をまとめた用語辞典をインターネット上で公開した。カタカナ語は原語と意味が異なる例が多く、外国人に伝わりづらい。辞典では言い換えの必要・不必要や正しく伝わる表現などを紹介。「ライフライン」 → 「電気やガスや水道のこと」など災害時に頻出する用語を集めた。
 やさしい日本語は「津波」を「とても高い波」など、外国人にも理解しやすく言い換えた日本語のこと。災害時、外国人に避難情報などの意図が伝わらない二重被災を防ぐために佐藤教授が発案。
 辞典には216語のカタカナ語を掲載。「インターネット」や「エレベーター」「メートル」はそのまま使えるが、「ボランティア」は「困っていることを手伝う人たち」、「ウエットティッシュ」は「手や体をきれいにするもの」、「マグニチュード(M)」は「地震の大きさのこと」などの言い換えをすることで、外国人により正確に情報が伝わる。
 用語辞典は、同研究室ホームページで公開している。
【写真説明】「3・11」に合わせ、より分かりやすいカタカナ外来語の表記などについてまとめた用語辞典を公開したゼミ生たち

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