田舎館村の刀匠中畑貢さん(76)=号「國廣」=が2日、自宅敷地内の日本刀鍛錬所で新年恒例の打ち初めを行った。熱せられた真っ赤な鋼が打たれるたびに火花が散り、理想の名刀作りへの思いを新たにした。
 中畑さんは伝統的な刀匠の正装である烏帽子(えぼし)、直垂(ひたたれ)に身を包んで「折り返し鍛錬」という作業を行った。アカマツの木炭で1200度に熱した鋼から不純物をたたき出す刀作りの最初の工程で、刀の強さや美しさが決まる重要な作業だという。
 この日は、中畑さんの下で刀剣の鑑賞や手入れ方法などを学び、〝刀剣女子〟と呼ばれる女性ファンで結成した「刀剣正宗なでしこの会」の会員たちが鎚(つち)を振るった。会員も手作りの直垂に身を包み、中畑さんが炭の中から取り出した鋼を目掛けて鎚を振るうと、激しく火花が飛び散った。
【写真説明】正装で刀の打ち初めに臨む中畑さん(左)。〝刀剣女子〟が鎚を振るうたびに火花が飛び散った

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