弘前市蒔苗の県道と市道が交わる信号機がない交差点が今年3月に開通してから、1件の死亡事故を含む4件の交通事故が発生している。新たに開通した市道は県道に比べて道幅が広く優先道路と勘違いするドライバーが少なくないなどの問題が指摘されている。多発する事故に地域住民は不安を覚えており、蒔苗町会などは弘前警察署に信号機設置の要望書を提出。だが、同交差点は、信号機の設置条件を満たしておらず、県警は「事故原因などを分析し、設置するかどうかを判断したい」としている。
 3月30日に開通した市道は、翌月に相次いで2件の人身事故が発生。ゴールデンウイーク期間の5月3日には県外からの旅行中の男女5人が重軽傷を負った。事故原因としては(1)県道よりも道幅が広い市道をドライバーが優先道路と勘違いする(2)停止線が交差点から約15メートル手前にあるので、見落とす可能性がある―などが指摘されている。
 道路管理者である市や県は5月の事故後、市道側に回転灯やラバーポール、交差点内の市道側にはドットラインと呼ばれる点線、「止まれ」の看板などを設置し対策を講じた弘前警察署も事故防止のために関係団体と注意喚起のチラシを事故現場で配布したほか、署員を派遣し、巡回などを強化している。
【写真説明】5月の事故をきっかけにラバーポールなどが設置された市道(手前、奥)と県道が交わる蒔苗の交差点

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