県外在住者に黒石市で農業や文化を体験してもらう「ワーホリ黒石!(ワーキングホリデー黒石)」が始動した。地域交流や地域課題解決に向けた市の新規事業。12日から東京都内の大学生が第1号として黒石市入りし、農業体験などを通じて地域住民と交流を深めている。市では9月までに10人を受け入れる予定で、高谷倉英農林部長は「予想以上の参加。交流人口の促進になれば」と地域活性化の一事業に成長することを期待した。
 「ワーホリ黒石!」は、県外在住の大学生を中心とした若者を対象にしたワーキングホリデー型(7月10日~9月30日)と、60歳前後の退職者を中心とした一般者を対象にしたトラベラーズワーキング型(9月11日~11月2日)の2種類。
 いずれも、農家民泊か市指定の宿に4日~2週間程度滞在し、リンゴや米、高冷地野菜などの農作業の他、観光、伝統行事に参加し、黒石市ならではの生活を体験してもらう事業で、宿泊費用は市が半額助成する。
 黒石市入り第1号の日本女子大学人間社会学部3年高野有加さんは、将来旅行業に携わりたいという思いから、農作業や地域の祭りに参加できる同事業の内容に引かれて参加した。
 13日には、黒石観光りんご園で佐藤国雄代表から方法を教えてもらいながら、高野さんは早生(わせ)リンゴ「シナノレッド」の葉取り作業に挑戦。
 高野さんは「リンゴの木が低くてぶつからないように移動するのが大変なことや、赤いリンゴをもぎ取るイメージしかなかったのでこういう(葉取り)作業があるということを、体験してみて知った」と初めての農作業体験に楽しそうな表情を浮かべ、佐藤代表は「この事業を通じて少しでも農業を理解してもらい、若い人にも興味を持ってもらいたい」と期待した。
【写真説明】農業や伝統文化の体験を通じて黒石市と県外の地域交流を目指す「ワーホリ黒石!」に参加した高野さん(右)

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