鯵ケ沢町の中村川で、春先から初夏にかけて行われるシロウオ漁は、町の風物詩とも言える存在。江戸時代の旅行家・菅江真澄(1754~1829年)の残した図絵にも、中村川流域で、四つ手網でシロウオ漁を行う姿が示されている。ただ、網を腕の力のみで豪快に出し入れする伝統の漁法が、今シーズンで使われなくなる可能性もあるなど、現在は時代の流れにより変化が見られている。
 同町でシロウオ漁をしている一人の小角武晴さん(77)は、昔ながらの漁法を守ってきた。現在は川の中に鉄パイプを打ち込み、網をロープなどでつなぎ、てこの原理で上げる方法が主流で、近年は電動式の網を使う人も見られる。小角さんによると、今年、鉄パイプなどの支えを使わず、木の棒につり下げた網を腕の力だけで上げる方法で漁を行ったのは小角さんと、一緒に作業をした親族のみという。
【写真説明】パイプを打ち込まず、力を込めて網を引き上げる漁法が、来シーズンからは使われなくなる可能性も。左は小角さん

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