五所川原市金木町の芦野公園にある太宰治像の原型で、文化勲章受章者の彫刻家中村晋也さんによる、もう一つの太宰治像が五所川原市に寄贈され、太宰の生家の斜陽館=同市金木町=の玄関で観光客らを迎えている。太宰像を所有していた美術史家・山田春雄さん=同市出身、東京都在住=は「これまで公開されることがなかった未発表の像。『お帰りなさい』という気持ち」と像への思いを語った。
 寄贈されたのは高さ52・5センチ、重さ8キロの着流し姿の太宰を描いたブロンズ像。中村さんが生誕100年を記念し制作した太宰治銅像の原型だ。
 芦野公園にある像はマントを羽織り、生家・斜陽館の方向を眺めている。中村さんが冬に調査に訪れた際に、あまりにも雪深い公園の風景に驚き「着流し姿では寒いだろう」と原型の姿にマントを羽織らせたことによる。
【写真説明】寄贈されたもう一つの太宰治像を鑑賞する平山誠敏五所川原市長(左)と山田さん

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