青森市出身の板画家棟方志功が原画を担当した弘前市民会館大ホールの緞帳(どんちょう)と同一構図の板画作品の一つ「揚鷹妃(あげたかひ)の柵(さく)」が17日、所有者の大川誠さん(62)=弘前市=から同市に寄贈された。同一構図の作品(原画を含む)は4枚あるとされるが、「揚鷹妃の柵」は長らく所在が分からなかった。入手したのは大川さんの父忠護さん(故人)で、誠さんは「確証はないが、父は緞帳と似ているため購入したのでは。こちらに縁があり帰ってきたのかな」と語った。
 「揚鷹妃の柵」は忠護さんが3年前に東京都内のオークションで落札し、保管していた。昨年12月に忠護さんが亡くなった後、誠さんが遺品を整理していたところ発見した。今年3月下旬に「(同博物館の)学芸員に見てもらい『貴重な作品』と言われた」ため、地元のために役立てようと寄贈を決めたという。
 「揚鷹妃の柵」は同博物館で開催中の企画展「輝け!!館蔵名品BEST40」で、19日から原画2点と共に展示される。
【写真説明】「揚鷹妃の柵」と寄贈した大川さん

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