各地で伝統行事の担い手・後継者不足が問題となる中、平川市の四ツ屋地区では彼岸の伝統行事「数珠まわし」を引き継ごうと同地区の若手女性たちが立ち上がった。参加者の高齢化や人数の減少などで打ち切りも視野に入っていただけに、これまで行事に参加していた人から喜びの声が聞かれる。立ち上がった女性たちも「自分たちの代で終わってはいけない。これからも続けたい」と伝統行事の継承に意欲を示している。
 数珠まわしは大勢で大きな数珠を回し念仏を唱える「百万遍念仏」として各地に伝わり、内容やしきたりなどはさまざまある。同地区では、彼岸の入りから彼岸明けまでの7日間、女性たちが同地区の入り口や地蔵尊前で全長約9メートルの数珠を回しながら念仏を唱えることで無病息災などを祈願。春と秋の2回行っている。
 19日に変更後初の数珠まわしを行い、これまで続けてきた人たちが若い世代に実地で指導。同日は伝統を残したいという気持ちから男性陣も参加し、数珠の移動や行事中の交通整理などを行った。天候にも恵まれ、老若男女十数人が「ナンマイダーブツ ナンマイダー」などと一心に念仏を唱えながら巨大な数珠を手繰り、家内安全と健康を祈念した。
【写真説明】四ツ屋地区で行われている伝統行事「数珠まわし」。若手女性や男性も参加して伝統を引き継いでいく

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