弘前市沢田地区の「小倉の館炭俵工房」で民芸品のミニ炭俵作りが行われており、地区の女性たちが一つ一つ心を込めながら手作業で仕上げている。
 かつて木炭の生産地だった地区の伝統を生かした民芸品として、約30年ほど前から制作を開始。インテリア・観賞用のほか、俵に詰め込まれた炭が脱臭・除湿効果を持つなど実用的な面でも人気を集めている。
 14日は地区の女性4人が工房に集まった。炭俵作りは女性たちの手による流れ作業。カヤを編んで俵を作り、リンゴやナラの木炭を詰めて成形、クロモジの枝でふたをして仕上げに締め込む。時間のかかる作業のため、手際よく進めても1日にできるのは18個ほど。
 昨年から炭俵作り体験も始めた。事前の連絡が必要だが、体験料500円で制作した炭俵を持ち帰ることができる。大澤アキさん(82)は「慣れないうちは時間がかかるけど丁寧に教えますよ」と呼び掛けている。炭俵はJA相馬村直売センター「林檎の森」で販売される予定。制作体験の申し込みは大澤ハキさん(電話0172―84―2297)へ。
【写真説明】一つずつ手作業で作られているミニ炭俵