青森市浪岡と鹿児島県屋久島町、約2000キロもの距離の離れた2地域間の交流事業が25周年を迎えた。1991年度に民間から始まった交流は、行政も巻き込んだ他、伝統行事を互いの地で行うまでに発展。2018年度には、この交流がきっかけで結婚したという実話を基にした演劇を浪岡、屋久島の役者たちが演じる計画が進んでいる。両地域の絆は長い年月を経てさらに深みを増している。
 92年1月に同中生徒4人と引率者2人が旧上屋久町を初訪問。その後、旧浪岡町や同町商工会、同中、地域づくり団体「浪岡町友輪会」などが主体となって「日本列島中学生交換ホームステイ・浪岡の会」を発足させ、町の企業・団体から基金の協力を得て、毎年旧上屋久町と中学生の交換ホームステイが始まった。
 交換ホームステイは浪岡と屋久島の中学生がペアを組み、互いの家に宿泊しながら、それぞれの地域の環境、文化を体験するもので、毎年欠かすことなく行われている。夏には屋久島、冬には浪岡で交流しており、これまでの参加は浪岡側418人、屋久島側302人に上る。
 民間主体のこの交流は行政も動かし、00年度には両町間で友好盟約が締結。旧浪岡町が旧青森市と、旧上屋久町が旧屋久町とそれぞれ合併した後も盟約を結び直し、その絆は今も続いている。
【写真説明】今年度で25周年を迎えた浪岡と屋久島の交流。これまでに延べ700人を超える住民が交換ホームステイに参加している

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