弘前市立病院(松川昌勝院長)は、現在七つの診療科で行っている土曜日の一般外来診療を休診する方針を固め、30日に開かれた市立病院運営審議会(須藤正光会長)で休診案を諮問した。医師の過重労働軽減が目的。病院側は答申で同意が得られれば、準備・周知期間後、早い時期に実施したいとしている。急患の受け入れや救急輪番制はこれまで通り維持する。
市立病院では内科、外科、小児科、婦人科など七つの診療科で土曜日午前中の一般外来診療を実施している。
2009年度の一般外来患者数12万4552人のうち土曜日の同患者数は1万635人で全体の8・5%。同病院常勤医師は28人(研修医3人を含む)で、土曜日の診療には平日の半数程度の医師が勤務している。
一方、2次救急輪番制の実施回数は市内の構成病院の中で最も多く、医師の時間外勤務時間数は1人当たり平均月70時間を超えている。同病院では、過重労働の低減や救急輪番制の維持などを目的に土曜日外来診療の休診を打ち出した。
答申で同意が得られれば、患者の来院時に説明し、平日への受診日振り替えなどを要請する。土曜日の受診を求める患者へは市内の民間病院を紹介する。
救急・急患の受け入れや医師の紹介による診療、救急輪番制は当直医がいるため、これまで通り実施する。
市内の公立病院では弘前大学附属病院と国立病院機構弘前病院が既に土曜日外来診療を休診しており、県内の自治体病院でも休診が進んでいるという。
同日の審議会では葛西憲之市長が休診案を諮問、委員が意見交換した。来週中に意見をまとめ葛西市長に答申する方針。













