参院選期間中に県内有権者を対象に陸奥新報社が実施した世論調査で、三村県政の支持率は45・5%となり、支持しないとした10・8%を大幅に上回った。ただ、「どちらとも言えない」と回答した人と無回答が合計で43・7%に達し、流動的な要素を残した。自民党県連からは「(三村申吾)知事が普段から一生懸命取り組んでいることの表れ」などと評価する声が上がる一方、民主党県連からは「こちらが知事選の対抗馬を擁立すれば数字は逆転できる」との意見も聞かれた。
 支持率を衆院選小選挙区ごとにみると、最も高いのが1区で低いのは3区、両区の間で約13ポイントの開きがあった。三村知事の出身地を含む2区は、不支持が最高となるなど、ほかの選挙区に比べて支持率はやや低めの結果に終わった。
 市町村別に支持率をみると、北郡(66・7%)、東郡(62・5%)、平川市(55・0%)などが高く、逆につがる市(29・2%)、三沢市(33・3%)、三戸郡(36・4%)などは比較的低かった。不支持率は西郡(21・4%)、東郡(18・8%)、三戸郡(18・2%)などの順に高かった。
 男女別では、男性の支持率が43・1%で女性は47・6%、不支持率は男性が16・5%で女性が5・8%だった。年齢別にみると、支持率が最も高いのは70代以上で53・3%、60代が50・0%と続いた。不支持率が高いのも70代以上で13・2%、40代が13・0%となっている。20~40代では、「どちらとも言えない」と回答した人がそれぞれ半数を超えた。
 職業別では、農林水産業の支持率が80・0%と突出、無職(54・0%)と主婦(46・2%)なども高い。不支持率が高いのは商工・サービス業(21・6%)、自営業(18・6%)など。公務員は60・0%が「どちらとも言えない」と答えた。
 政党支持別にみると、前回の知事選で三村知事を推薦した自民党の支持率が59・9%、公明党も68・2%と高い数字になった。民主党支持層は支持するが39・6%、不支持が17・2%、「どちらとも言えない」は42・7%だった。不支持が最も高かったのは共産で47・1%、参院選で躍進したみんなの党支持層は、62・1%が三村県政を支持。無党派層は38・1%が支持、「どちらとも言えない」が53・3%を占めた。
 世論調査の結果について、自民党県連の幹部は「県内全域にわたって、知事が頑張っていることが評価されたのでは」と分析。来年6月の知事選について、三村知事は現段階で態度を明らかにしていないが、立候補するとの見方が広まっている。県連内では、過去2度推薦した経緯や、参院選で自民党公認候補の街頭演説に立ったことなどから、三村知事が出馬した場合は支援すべきとの意見が大勢となっている。
 民主党県連は「比較する相手がいないから、支持率が高くなっているだけ」(県連幹部)と冷静に指摘。「こちらがしっかりと立候補者を擁立すれば、数字は大きく変化する」「『どちらとも言えない』は支持には転じない」との見方が多い。参院選で完敗し、前回の知事選では“不戦敗”に終わっただけに、今回の知事選にかける意識は高く、できるだけ早く独自候補を決定する方針だ。
 調査は県内人口を基に性別、年代、市町村ごとの有権者を算出し、総有効回答(800人)に合致するよう、無作為に抽出した番号に電話をかけて調査した。