3日午前10時ごろ、深浦町岩崎の白神岳登山道のマテ山コースと十二湖コースの分岐点付近で、登山に来ていた岩手県奥州市江刺区、会社員中村晴興さん(37)がクマに襲われ負傷した。中村さんは自力下山し、救急車で能代市内の病院に運ばれた。左ほお、左手首、左足に裂傷を負ったが、命に別条はないという。同町は猟友会に出動を要請するとともに、登山道入り口にポスターを掲示して注意を呼び掛けている。
鯵ケ沢署によると、中村さんは同日午前6時ごろ、白神岳登山のため1人で入山した。同8時50分ごろ山頂に着き、同9時50分ごろに下山を開始。同10時ごろ、分岐点付近で前方の笹やぶから出て来た体長約1メートルのクマに手でほおと足を傷付けられ、手首をかまれたという。
中村さんはクマの足をけるなどして抵抗し、現場から自力下山。草刈りをしていた深浦町職員に助けを求め、職員が消防署に通報して救助された。
同町の通称・小箱峰林道付近では昨年5月、クマを駆除するため1人で入山した男性=当時(65)=が遺体で発見された。顔や手足にかまれたような跡が複数あったことから、クマに襲われたとみられている。













