県は8日、2009年度版「リレバン・レポート」を発表した。金融機関に対する総合満足度は64.2点で、昨年度より3.2点低下。特に「経営に役立つアドバイス」の項目で満足度が下がった。
 リレバン・レポートはリレーションシップバンキング(地域密着型金融)推進のため、県が昨年度初めて導入し、今年が2年目。元になるアンケートは県内中小企業2500社を対象に11月25日から1カ月間行い、1255社が有効回答した。
 総合満足度は昨年度も「一般的な及第水準(80点)に届いていない」とされたが、今年度はさらに低下。メーンバンクの対応に対して、おおむね満足と答えた企業層(満足層)は49.6%で昨年度に比べて12.8ポイント減り、普通と答えた中間層は35.2%で同8.1ポイント増、不満足層は15.2%で同4.8ポイント増えた。
 項目別にみると、全体では「職員の知識・対応」に関する満足度が70.4点と高く、「経営に役立つアドバイス」は60.9点で、10項目中最も満足度が低かった。また満足層の企業は全項目で昨年度より満足度が高まったが、不満足層は多くの項目で昨年度を下回り、特に「職員の訪問回数」が43.6点で同6.5点減「職員の知識・対応」も50.1点で同7.4点下がり、全体の満足度を押し下げる結果となった。
 一方、融資や条件変更を断られた割合は16.3%で、昨年度の23.1%から大きく減少。緊急保証制度や中小企業金融円滑化法の効果が出たとみられる。レポートが公表された制度金融運営協議会では、金融機関側から「経営支援、アドバイスが不足しているということ。何が求められているのかが如実に示された。改善に向けて今回の資料を活用したい」という声が出た。