フランスのモーリス・ルブランの小説を菊池寛が翻訳した「奇巌城」を原作に、舞台を日本に置き換えた映画「ルパンの奇巌城」の制作が決定した。監督は「斜陽」の秋原正俊さん。アルセーヌ・ルパン役に映画初主演となる声優の山寺宏一さんを迎え、弘前市や八戸市でもロケが行われる。公開は2011年5月。
映画は、江戸時代から続く名家で所有する土偶がルパンに盗まれた事件を、女子大生探偵が解決していくストーリー。ルパンを追い込む探偵に女優の岩田さゆりさん、これを助ける弘前城の管理人と八戸大学教授役には、それぞれお笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦さんと「キャイ~ン」のウド鈴木さんが抜てきされた。
弘前市でのロケは5月で築城400年を迎える弘前城をはじめ、昔ながらの街並みを撮影する。スタッフやエキストラも募集し、地元と協力しながら映画を作り上げていく計画。ルパンに盗まれる美術品として、つがる市の亀ケ岡遺跡で出土した遮光器土偶のレプリカが登場する。ほかに兵庫、岡山、岩手、栃木、長野県でも撮影が予定されている。
昨年12月、弘前市をロケハンで訪れた秋原監督は「地元の人と交流しながら一緒に映画を撮っていきたい」と話し、原作を大胆に書き換えた意欲作への決意を述べていた。
【写真説明】上から山寺宏一さん、岩田さゆりさん











