つがる市稲垣町のシルバー創造センター・つがる市寿幸会(小田桐勇会長)は、温泉熱を利用したミツバの水耕栽培を行っている。ハウス栽培のため冬場でも収穫が可能で、会員らは年間を通じて栽培と収穫、出荷作業に生き生きと取り組んでいる。
 寿幸会は1986年に発足し、会員数は13人。高齢者の健康増進と生きがいづくりを目的に、毎週月~金曜日に同センターでミツバ栽培のほか、わら工芸品作りを行っている。
 ハウスの広さは約330平方メートルで、同センターに隣接している老人福祉センターの温泉を活用している。夏季は月2、3回収穫できるが、冬場はおよそ月1回のペース。今冬は平年より1週間から10日ほど生育が遅いという。
 今月は18日から21日まで収穫作業が行われ、会員が長さ約30センチのミツバを摘み取った後、水洗いして根などを取り除き、100グラムずつ束ねる作業を手際よく進めた。束ねたミツバはJAつがるにしきたに出荷され、弘果弘前中央青果を通じて店頭に並ぶ。
 寿幸会指導員の斉藤義勝さん(60)は「ミツバ栽培はそれほど重労働でなく高齢者にとってちょうどいい作業だと思う」と話し会員の山谷まち子さん(71)は「一人暮らしなので、作業をしながら仲間と交流できることが楽しい」と笑顔を見せた。
【写真説明】ミツバの収穫作業に精を出す会員