弘前大学人文学部附属亀ケ岡文化研究センター(関根達人センター長)がデザイン化した、亀ケ岡式土器の文様を使ったグッズが商品化された。弘前市の川﨑染工場がタペストリーなどの藍(あい)染めグッズを製造、販売しているもので、東北新幹線全線開業をにらみ「土産品にぴったり」と期待されている。

 商品化はセンターの依頼で実現した。センターがデザインしたのは約3000年前の縄文時代終わりごろ、東北地方で栄えた亀ケ岡式土器の文様。商品は藍染めした後、模様の型を使い、抜染する作業を経て完成。手作業で作るため、完成までには約3週間かかり、大量生産はできないという。
 工場にはタペストリー(価格5000円)1種類、コースター(同600円)6種類、しおり(同400円)4種類などが並んでいる。商品には、センターとかかわりの深い遺跡である三戸町杉沢遺跡出土土器の図が記されている。
 工場代表の川崎惠美子さんは「3000年も前の模様を染めているとどんな気持ちで模様を作っていたのかと当時を知りたくなる。今後、夏に向けTシャツなど種類を増やしていきたい」と述べ、関根センター長は「東北新幹線の全線開業を前に土産物としても期待できる。今後は販路を広げていく予定」とPRした。
【写真説明】縄文デザインのグッズを手にする川崎さん