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太宰治が1939年から晩年まで過ごしたゆかりの地・東京都三鷹市の市芸術文化センターで19日夜、俳優「トヨエツ」こと豊川悦司さんによる太宰作品の朗読会が開かれた。豊川さんは浅葱(あさぎ)色の和服を着込んで太宰を演じ、情感たっぷりに作品を読み上げた。
同センターは太宰の没後50年を記念し、2000年6月から著名俳優による朗読会を開催し、今回で10回目となった。
映画「20世紀少年」などで知られる豊川さんは16年ぶりの舞台。開演に先駆けて記者会見し「太宰生誕100年の節目にこのような仕事をさせてもらえることは名誉なこと。太宰作品の魅力を伝えたい」と意欲を語った。
舞台は終戦後、創作に悩む作家の部屋という設定。開演は午後7時過ぎで、会場には250人の観客が詰め掛けた。
豊川さんは古めかしい茶たんすや火鉢、文机(ふみづくえ)などに囲まれ、静まりかえった会場の中、太宰晩年の作である「朝」、桜桃忌の由来となった「桜桃」の2作品を朗読した。
「私は遊ぶ事が何よりも好きなので…」と「朝」の文章を淡々と読み上げ、台詞(せりふ)のところでは抑揚を付けて登場人物の感情を表現していた。
【写真説明】太宰治を演じた豊川さん



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