県東青地域県民局地域整備部の技師が飲酒運転を重ね、道交法違反(酒酔い運転)容疑で青森署に逮捕された問題で県は23日、記者会見を開き、小田部幸夫県土整備部長が「不祥事案が再び起きたことは極めて残念。県民に深くおわびする」との知事コメントを読み上げて陳謝するとともに、各所属長に対して蝦名武副知事名の通達を出し、公務員倫理の向上と服務規律の確保を求めた。また今月3日、同22日と飲酒運転で検挙されたこの職員を23日付で懲戒免職処分にした。県教委も県立学校長や市町村教育委員会に対し通達で指導監督の徹底を促した。

 懲戒免職となった舘岡浩之容疑者(34)=青森市千刈=は22日午前11時50分ごろ、自家用車を運転し、同市内のコンビニエンスストアの風除室に車の後部をぶつけ破損させた。青森署が調べたところ、酒酔い状態で車を運転した疑いがあったため同日中に通常逮捕、23日に送検された。
 舘岡容疑者は今月3日夜にも同市内の国道で追突事故を起こし、酒気帯び運転の疑いで青森署に検挙されている。
 事態を重くみた県は23日朝、蝦名、青山祐治両副知事が庁内に各部局の次長級を集め、全職員に再発防止を促すよう指示。また、同日中に舘岡容疑者の地方公務員法違反(信用失墜行為の禁止)を認めて懲戒免職処分を決定した。
 人事課によると、飲酒運転した職員を原則懲戒免職にする改定要綱を定めた2003年以降、5件の飲酒運転が確認されており、免職になったのは3人目(うち1人は人事委員会裁決で停職4カ月に軽減)。
 県と県教委の通達では、「県民の信頼を著しく損ない、県行政の運営に重大な支障を来す」として、職員や教員に綱紀粛正を求めた。
 県は飲酒運転防止の手引も新たに作成して徹底を図る方針だ。県土整備部は同日から本庁幹部が全出先機関の巡回を始め、職員に訓示している。
【写真説明】所属職員の飲酒運転逮捕で陳謝する小田部幸夫部長(中央)ら県土整備部幹部(県庁)