文部科学省が22日公表した高校の新学習指導要領案には、英語の授業を基本的に英語で行うとする規定が盛り込まれた。突然の決定を受け、県内の高校関係者からは「ごく自然な流れ」「文法の授業は少し難しいかも」「生徒の英語離れが心配」など、賛否両論の声が上がった。
弘前南高校の山下猛校長と三上聡教頭は「研修を積んだ英語教員がそろっており不安はない」とした上で、「例えるなら学校が“英語のシャワー”というか、聴く環境を与えることで、広い意味でのコミュニケーション能力が身に付くのでは」と期待感をのぞかせた。
弘前中央高校の矢本嘉則校長は「コミュニケーション能力を高めるため、普段から英語で受け答えの訓練をしているので、あまり戸惑いはない」とし、同校の男性英語教諭は「力のある先生も多いので可能だとは思う」と前向きな姿勢を見せた。
また、黒石高校の宮本芳夫教頭は「オーラルコミュニケーション(会話)の授業は英語で指導しているので、それほど抵抗なく移行できると思う」と予想。青森市内の高校で教壇に立つ男性英語教諭は「今の生徒は会話中心の授業に慣れており現場にさほどの混乱はない。文法の授業は難しいかもしれないが」とした。
一方、弘前工業高校の女性英語教諭は「教員にとっても勉強にはなるが、対応は難しいのでは。生徒の英語離れが心配」と困惑の様子。
西北五地区の高校に勤務する女性英語教諭は「現場に大きな混乱はないと思うが、コミュニケーション能力を磨いても、入試や就職とのギャップがある」と指摘した。











