今年4月に行われた津軽平川土地改良区=弘前市高田一丁目=理事選をめぐり、現金の受け渡しがあったとして、鶴田町議ら5人が逮捕された事件で、青森地検は19日、贈賄側の鶴田町山道字高留、鶴田町議で会社役員、三浦勉容疑者(72)と収賄側の平川市館山前田、同土改区総代で農業、對馬譲治容疑者(41)の2人を青森地裁に起訴した。三浦被告は金を渡した動機について、「2000年の理事選で一度落選した記憶から、確実に当選したかったため」と供述しているという。
起訴状などによると、理事に選任されたいと考えていた三浦被告がほかの3人と共謀し、投票権を持っていた総代の對馬被告に選挙前日の4月27日、平川市内の路上に駐車していた車内で、三浦被告に投票してほしいと、封筒に入れた現金50万円を渡した。對馬被告も趣旨を知りながら、現金の供与を受けた。
2人は起訴事実を認めている。供与した現金は三浦被告が出したという。
三浦被告は2000年の理事選で次点となり落選。その後、01年3月に欠員が出たため、繰り上げ当選した経緯がある。青森地検などの調べで、三浦被告は04年に行われた理事選でも贈賄を行っていたことが、本人の供述などから明らかになったが、同地検は「裏付けができない」として立件しないという。
ほかに逮捕された贈賄側の3人については、「三浦被告の従属的立場だった」として、青森区検が19日、同法違反の罪で略式起訴し、青森簡裁が罰金20万円の略式命令を出した。3人は罰金を即日納付した。













