日銀青森支店が15日発表した12月の県内企業短期経済観測調査(短観)結果によると、全産業の業況判断指数(DI)はマイナス25となり、前回(9月短観)から9ポイントも悪化した。世界経済減速の余波で、特に本県景気を支えてきた製造業がマイナス幅を拡大。今後3カ月間の先行き見通しは全産業でマイナス41と、さらに急速な悪化が予想されており、現実のものとなれば過去最低水準に近い数値となる。
業況判断DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。今回の調査は11月12日から12月5日に実施、県内191社(製造業68社、非製造業123社)が回答した。回収率は99.5%。
最近の業況判断DIは製造業が前回(9月短観)比で14ポイント悪化のマイナス22、非製造業が同5ポイント悪化のマイナス26で、特に製造業でのマイナス幅拡大が目立った。
業種別では、食料品が消費者の国産志向や値上げの浸透などがあってやや改善したが、前回までプラスを維持していた電気機械がマイナス35と46ポイントの大幅下落。他業種も軒並み低下した。
今後3カ月の先行き見通しは、全産業がマイナス41と、第2次オイルショック時の1980年11月短観(マイナス43)以来となる低さ。製造業ではマイナス50、非製造業はマイナス37で、ともに過去最低水準に近い数字となり、強い先行き不透明感が示された。
今年度の業績については製造業、非製造業ともに増収見通しだが、前回比では下方修正。収益は製造業が2期連続、非製造業は3期連続の減益見通し。
今後について鶴海誠一日銀青森支店長は、製造業の生産調整と、雇用情勢の悪化による個人消費の行方が注目点とした。また特に県内経済について「当面厳しさが続くが、本県は製造業のウエートが他県に比べて低く食産業などの強みもある。新幹線延伸という好材料も控えており、来年は気持ちの元気さを保って将来の発展につなげる年にしてほしい」と総括した。











