県教委は12日、県立高校入試の改善案を発表した。前期選抜に生徒の個性や意欲を評価する特色化選抜枠を設けるほか、学力以外を重視していた後期選抜に国語、英語、数学の学力検査を課し、学力でも挑戦できる“再チャレンジ”としての側面を強める方針を示した。新制度は現在の中学2年生が受験する2010年度入試からの実施を目指す。同案については12月11日までパブリックコメントを募集する。
県教委は10月に県立高校入学者選抜研究協議会(会長・小沢熹東北女子大学長)から提出された報告書を受けて、今回の改善案をまとめた。
同協議会は後期選抜に課す学力検査を5教科と3教科のいずれにするかで意見が分かれたが、改善案は3教科となった。後期選抜の国語、英語の試験においては、前期選抜で実施している聞き取り試験を行わないことも検討している。
また現行の前期選抜は、学力検査と調査書が基本の一般選抜だが、改善案では前期選抜募集人員の10―50%を特色化選抜枠としている。
前期選抜の受験者全員が一般選抜枠と特色化選抜枠の対象で、高校側が合否判断する際に、一方の選抜枠に入らなかった受験者を、別の選抜枠で合格とすることができる。合格者は区別なく番号で発表する予定。
調査書に記入する特別活動などの点数化に関しては、特別活動(学級活動、生徒会活動など)と部活動(運動部、文化部など)は現行同様、各高校の判断に任せる方針。
点数化の基準が統一されていなかった検定資格(英検、珠算、武道など)取得状況、出欠の記録、ボランティア活動については「点数化しないが記述することが望ましい」とされた。
前期・後期選抜の日程は、2月下旬だった前期選抜を3月上旬とし、後期選抜を3月中旬とすることを検討。10年度入試を想定した場合は▽前期選抜=3月4日、同11日合格発表▽後期選抜=同16日、同19日合格発表―となる。
改善案について田村充治県教育長は「現行の前期・後期選抜の趣旨を前期選抜に取り入れ、学力検査を課す後期選抜を再チャレンジの機会と位置付けた」とコメントした。
県教委は改善案に対するパブリックコメントを12月11日(消印有効)まで郵便、ファクス、メールで募集する。改善案は県や県教委ホームページ、各教育事務所などで見ることができる。
パブリックコメントは、県教育庁学校教育課(〒030―8540青森市新町2の3の1、ファクス017―734―8270、メールE-GAKYO@pref.aomori.lg.jp)へ。













