民間信用調査機関の帝国データバンクと東京商工リサーチの各青森支店によると、事務機器・文具販売を手掛ける青森文具(青森市問屋町1丁目、資本金3千万円、中村悦生社長)と関連会社で事務機器販売の丸吉(同、同約1532万円、石塚金一社長)が29日までに青森地裁に破産手続きの申し立てを行い、事業を停止したことが分かった。負債は青森文具が今年5番目となる約19億8千万円(2008年6月期時点)。丸吉は約3億円(同)。
両支店によると、青森文具は1946年に「青森文具社」として創業、56年に法人化した老舗。弘前、八戸の各支店と秋田営業所を置き、約800社の顧客を抱えて2000年6月期の売上高は64億円余にまで達した。
しかし官公庁の予算削減や同業他社との競争激化などで低迷。2000年には青森市三内に「あおぶんCSセンター」を建設したが、これら設備投資が経営を圧迫。10億円超の在庫も抱えるなど資金繰りも悪化し、07年6月期時点での負債額は約21億2400万円となっていた。
青森市問屋町1丁目の青森文具社屋では、人の出入りもなく破産申し立てを伝える張り紙が掲示されていた。同社を訪れた取引先の従業員は「どういう状況か確認にきた。先日、青森文具は見本市も開催していただけに『まさか』という気持ちだ」と驚いていた。













