黒石市で競艇の舟券販売を計画する東京都府中市と黒石市は10日、場外舟券売り場「ミニボートピア黒石」(仮称)の設置に関する行政協定締結調印式を行い、中島信一府中市副市長と鳴海広道黒石市長が協定書に署名した。今後、7月ごろに着工し、来年2月のオープンを目指す。県内の場外舟券売り場は南部町に続き2例目。黒石市は、場外舟券売り場による活性化に期待を寄せている。
協定の内容は、東京都で平和島競艇を主催する府中市と黒石市がミニボートピア黒石周辺の交通安全、環境対策、防犯体制など協議事項を定めているほか従業員の雇用を地元黒石市民に優先することなどが盛り込まれた。
舟券売り場の建設案は10年ほど前に浮上し、各方面の反対で立ち消えた経緯がある。しかし、昨年1月、黒石市追子野木地区への新たな建設計画が明らかになり、設置会社が開いた説明会で住民の同意が得られた。
この後、昨年3月の市議会全員協議会で建設は市財政にとってプラス―などとして大半が賛成。鳴海市長も設置に同意した。
ミニボートピア黒石は、田舎館村の馬券売り場「JRAウインズ津軽」と、国道102号を挟んだ向かい側に建設される。敷地面積約2万890平方メートルに、座席322席の鉄筋2階建て建物と400台以上収容する駐車場を有する。施設は東京都の場外舟券売り場などを手掛ける会社が建設、府中市に貸し付ける形式になる。
黒石市の売り場の雇用者は全体で50―60人を見込む。府中市の予想では、黒石市の売り場で1日当たり600人ほどが利用するとみており、黒石市には環境整備協力費としてその売り上げの1%を上限とする額が入る。
鳴海市長は「地元雇用の創出につながり、市の活性化に貢献する」と舟券売り場進出に期待を込めた。
【写真説明】舟券売り場に関する行政協定締結後に握手する鳴海市長(左)と中島副市長













