西北食探訪 懐かしの味探し

 

2014/1/31 金曜日

 

 食の欧米化が進み、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」が見直されている現代。津軽らしい「食」についても見直してみようと、西北地域を歩きながら出合った郷土色を感じる食べ物をクローズアップした。そこには津軽の風土性や女性たちに受け継がれてきた知恵、技術が込められていた。

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手巻きずし=1

 

紅しょうがでほのかにピンク色にしたご飯などで花が描かれた甘い「手巻きずし」

 津軽ではいなりずしや赤飯に加え、手巻きずしも甘めの傾向にある。紅しょうがで色付けしたご飯やのりで模様を形作る見た目も美しい手巻きずしは、田植えや運動会などにぎやかに人が集まる「ハレの日」の定番の一つだ。
 米1升に対し砂糖を600グラム入れるという人もおり、昔ながらの「お米のスイーツ」とでもいうべきか。ただ模様を作るのは簡単ではなく、つがる市ではイベントで実演をすると、技術を学ぼうと人だかりができるほど。

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えごてん=2

2014/2/1 土曜日

 

刺し身のように切り分け、酢みそなどと一緒に食べる「えごてん」

 海草「えご草」を煮溶かして冷やし固めたのが「えごてん」。本県以外でも食べている地域はあるが、日本海に近い西北地域では道の駅や産直施設などに手作りのえごてんが置かれ、昔から好んで食べる人が少なくない。
 こんにゃく状のえごてんに酢みそや酢じょうゆをかけ、ぷるりとした食感とほのかな磯の香りを楽しむ。ローカロリーな上、ミネラルや繊維質が豊富なため、天然のサプリメント感覚で取り入れたい食材だ。

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馬肉=3

2014/2/2 日曜日

 

金木地区で、高菜漬けと一緒にみそ煮込みで食べられてきた馬肉

 五所川原市金木地区は、かつて競馬場があった名残から馬肉を食べる習慣がある。県南では馬刺しとして食べる場合が多いが、金木地区は塩抜きした高菜漬けと一緒にみそで煮込む食べ方が一般的。馬肉と高菜の風味がマッチし食欲をそそる、この地区独特の鍋だ。
 金木地区では地元産馬肉と高菜を入れたみそ味の中華まん「馬(ば)まん」のほか、馬肉を使った「激馬かなぎカレー」といった料理を地元グルメとして提供している。

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すしこ=4

2014/2/3 月曜日

 

もちもちした食感と野菜のしゃきしゃき感を味わえる「すしこ」

 もち米を使った甘酸っぱい発酵食品「すしこ」。キュウリの古漬けや塩もみしたシソの葉、紫キャベツを蒸したもち米と一緒に発酵させたもので、西北地域の産直施設やスーパーなどでよく販売されている。
 野菜の食感と、もち米のもちもちした食感を両方楽しめるのが特徴だ。初心者が作ると野菜から出る水分を調節できず、なかなかこの食感を出せないという。「津軽のかっちゃ」の熟練の技がすしこを生み出している。

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笹餅=5・完

2014/2/4 火曜日

 

抗菌作用のある笹でくるまれ、ほのかな笹の香りも楽しめる笹餅

 津軽では昔からさまざまな餅菓子が作られてきたが、特に西北地域でよく食べられてきた一つに笹餅がある。レシピは各家庭で異なり、口当たり滑らかな生キャラメルのようなものから、粒あんの食感を楽しめるものなどさまざまだ。
 蒸し上げた餅は抗菌作用のある笹の葉で包まれ、ほのかな笹の香りが爽やかだ。西北地域では各産直施設などのほか、「津鉄応援直売会」による津鉄の車内販売でも取り扱われている。

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